アジアのカブトムシ ゴホンツノカブト
ゴホンツノカブトは東南アジアの大陸部に分布する。頭角1本、 胸角4本の計5本にもなる角が特徴だが、見かけによらず性格は大人しく、好戦的ではない。
竹林に生息し、その新芽の汁を吸う。そのため、竹の新芽が出る秋頃に活動する。細い竹に適応して、脚は長くなっている。
ゴホンツノカブト Eupatorus gracilicornis
アッサム地方からインドシナ半島にかけて生息する。大きいものでは7cm程になる。前翅全体がクリーム色をしており、これは雌でも見られる。
竹藪での保護色と考えられているが、この色は死ぬと色が濃くなり褐色になってしまい、そのままの色で標本を作ることはできない。
頭角には地域変異があり、曲がり具合などが異なる。
ヒメゴホンツノカブト(ヒマラヤゴホンツノカブト) Eupatorus
hardwickei
ミャンマー、ネパールなどのヒマラヤ地方に生息する。前翅の色は暗い茶色であるが、稀に淵だけがその色になり、他が黒くなる個体が存在する。
タイゴホンツノカブト(シャムゴホンツノカブト) Eupatorus
siamensis
タイを中心としたインドシナ半島に生息する。胸角の内側の2本は横に潰されたように、板状になっており、頭角は細く長い。赤褐色。
ビルマゴホンツノカブト Eupatorus birmanicus
ミャンマーからタイにかけてのインドシナ半島に生息する。胸角が後方に傾いており、ウサギの耳のようになっている。
カチンゴホンツノカブト Eupatorus sukkiti
ミャンマー北部に生息する。前翅全体が褐色で、胸角が平行。